事務職は、就業時間が規則的な傾向となり、人気の職種です。一方で、営業事務となると同じ事務職でも、「営業事務はきつい」「難しい」と感じる方が多いようです。
今回は、そんな営業事務職に就いている方や、これから営業事務への転職を感じている方向けに、営業事務がきついと言われるポイントや、対処法などについて解説をします。
- 営業事務の仕事内容とは
- 一般事務との違い
- きついと言われるポイント
- きついと感じた時の対処法
- 営業事務の経験が生かせる転職先
Contents
営業事務の仕事内容とは
主な営業事務の仕事内容とは、書類作成や顧客対応、事務作業、見積作成、営業担当のサポートがメインの業務となります。会社によっても異なりますが、顧客との契約、売上、支払いなどの管理も含まれます。
特に、営業担当のサポートや、顧客対応などがきついと感じるポイントとして挙げられます。
一般事務との違い
営業事務と一般事務の違いは、営業事務は営業担当のサポートとしての役割が多いことに対して、一般事務は特定の部署に限定されない、会社全体の幅広い事務作業を行う点です。
そのため、「営業サポート事務」や「営業アシスタント事務」と呼ばれることもあります。
このように、営業担当のサポート業務による負担が一般事務と異なり、きついと感じるポイントになりがちなようです。
外部記事:事務職の種類と難易度
営業事務がきついと言われるポイント
ここからは、営業事務がきついと言われるポイントについて、下記5つのポイントから具体的に解説します。
きついと言われるポイント1 :残業が多い
契約や会社の仕組みにもよりますが、基本的に営業事務は残業が多い職種です。
就業時間中に、すべての仕事をこなせれば良いですが、夕方に顧客から問い合わせを受けることや、営業担当から頼みごとをされることも多いため、定時に仕事が終わらないことも多々あります。
そのため、なるべく残業はしたくないという方にはきついと感じる方も多いようです。
きついと言われるポイント2 :休憩時間がとりづらい
次に、休憩時間を取りづらいという点も営業事務がきついと言われる理由です。
顧客からの電話や営業担当からの依頼など、不規則に対応しなければいけない場合も多いため、決まった時間に休憩を取るのが難しいでしょう。
きついと言われるポイント3 :顧客の都合に合わせる必要がある
また、営業事務は、担当の営業マンの都合だけでなく、顧客の都合に合わせて臨機応変に対応をする必要があります。
例えば、締め切りの時間直前に発注の依頼が来ることで、締め切りまでに急いで発注や配送手配などをしなければいけないこともあります。
また、締め切り後に発注の変更依頼があった場合に、各部署に対応可否の確認を取るなど、イレギュラーもあります。
そのため、自分のスケジュールで動くことができない部分は、きついと感じてしまうポイントです。
きついと言われるポイント4 :専門知識が必要
また、営業事務は専門知識も求められます。営業担当は外出していることが多く、書類の作成や顧客からの質問などは営業事務が対応しなければなりません。特に、WORD、EXCEL、POWERPOINTは必須スキルとなります。
このように、高い専門知識が無いと業務をこなせない点も、きついと感じてしまうポイントです。
きついと言われるポイント5 :顧客の接待などが発生する場合がある
営業担当者に来客があった場合などに、営業事務は来客の出迎え、応接室への案内、お茶出しなどをしなければなりません。
また、実際に顧客とのやり取りは営業事務がしていることも多いので、場合のよっては同席しなければいけないこともあるでしょう。
必要に応じて、資料の作成や配布なども対応しなければいけません。
このように、顧客と直接かかわるようなケースも多いことから、営業事務はきついと思われる方も多いようです。
営業事務がきついと感じた時の対処法
ここまで、営業事務のきついと言われるポイントについて解説しました。ここからは、営業事務がきついと感じた時の対処法について解説します。
営業事務がきついと感じた時の対処法は、仕事のやり方を改善するか環境を変えるの二つになります。
すでに、営業事務がきついと感じている方は以下のポイントを参考にしてみてください。
営業事務がきついと感じた時の対処法1:他の事務職に使える勉強をする
営業事務の仕事がきついと感じた時の対処法1として、事務職として活動の幅を広げるために、他の事務職に活かせる資格の取得やスキルアップを目指しましょう。
簿記の資格を取って、経理の仕事にチャレンジするのも良いですし、貿易や英語の勉強などをして、貿易事務の仕事にチャレンジするのも良いでしょう。
営業事務で培った経験やスキルを活かしながら、キャリアチェンジを視野に入れて勉強に取り組むことがおすすめです。
営業事務がきつい感じた時の対処法2:休憩はしっかり取る
営業事務がきついと感じた時の対法2つ目として、休憩をしっかりととるようにしましょう。上述で、休憩が取りづらい点を挙げてりますが、一日の中で休憩が取れる時間は必ずあります。
まとまった時間の確保が難しい場合は、10分をこまめにとるなどでも良いので、合間の時間を作り、休憩はしっかりととるよう意識して業務に取り組んでみてください。
営業事務がきついと感じた時の対処法3: PDCAを回す
営業事務がきついと感じた時の対処法3つ目は、業務効率を改善するために、PDCAサイクルを活用しましょう。
PDCAとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のことです。
現状で時間がかかっている業務や、ルーティンワーク化できてない業務などは、一度問題点を洗い出し、改善策を仮定して実際に改善策に沿って業務を進めてみることも大切です。
どのようにすれば、効率よく仕事を回すことができるか、正確な業務ができるかなどを考えて業務の正確さとスピードを上げることを意識して業務に取り組んでみてください。
業務の効率を改善させることで、休憩時間の確保や残業をなくすことにも繋がります。
営業事務がきついと感じた時の対処法4:他部署への異動、転職をする
営業事務がきついと感じた時の対処法の最終手段としては、部署異動や転職です。業務の効率改善などに取り組んでみたものの、周囲の協力を得られずうまくいかなかった場合などは、思い切って職種や会社を変えるのも手です。
これまでに培ってきた営業事務の経験を活かして、営業にキャリチェンジをするのも良いでしょう。
また、事務職を続けたいという方は、一般事務への異動、転職をおすすめします。
今まで培ってきた営業事務の経験を、そのまま活かしたいという方は、営業事務として別の企業への転職を検討するのも良いかと思います。
しかし、営業事務で転職をする場合には、同じ環境にならないように、企業リサーチや面接の段階で業務内容や残業時間などしっかりと確認をしておくことをおすすめします。
関連記事: 営業女子は楽しい!とある営業女子の1日を解説!
営業事務の経験が生かせるおすすめ転職先3選
ここまで営業事がきついと言われるポイントその対処法について解説してきました。
最後に、どうしても営業事務からキャリチェンジをしたい方向けに、営業事務の経験が生かせるおすすめの職種を紹介します。
一般事務
営業事務の経験が生かせる職種として、一般事務への転職をおすすめします。
一般事務は営業事務とは異なり、会社内部の事務作業を行うことが多く、労働時間も規則的とされています。
そのため、営業事務の残業や不規則な働き方が合わないと思われる方におすすめの職種です。
貿易事務
次に、貿易事務へのキャリアチェンジをおすすめします。日本は島国となり、貿易が欠かせない国ですので、貿易事務は需要の多い職業となります。
貿易に関する専門知識は覚えていく必要がありますが、営業事務で培ってきた経験を活かせる職種でしょう。
営業職
最後に、営業事務からのキャリアチェンジとして、営業職をおすすめします。
これまでの営業事務を通じて、営業の仕事内容を理解しているので、未経験の方よりスムーズに営業の仕事に慣れるでしょう。
また、営業事務の気持ちも理解していることで、事務からの信頼も得られやすいことも考えられます。
関連記事:営業職のおすすめ業界3選
外部サイト:30代おすすめ転職エージェントランキング
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、営業事務のきついと言われるポイント、きついと感じた時の対処法、おすすめの転職先について解説をしてきました。
営業事務は、仕事の量や、役割も多く、顧客と営業担当の間に挟まれる職種となり、きついと感じることも多いです
一方で、色々な経験ができる職種でもありますので、現在営業事務に就かれている方は少しでも今後のキャリアに活かせる経験を積むことを意識して業務に取り組むことをおすすめします。
この記事が、営業事務の仕事がきついと感じている方や、これから営業事務への転職を考えている方に有益な情報となれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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